新築に光回線を引くまで|手順は?費用は?注意点は?

新築に光回線を引く場合、チョットした手間をかけたり回線を見直すことで、以前よりも快適に利用出来ます。
そこには新築ならではの注意点も。


今のうちに新築でやるべき手順や費用を確認しておくことが、後の後悔を防具事にもつながります。

新築に光回線ならではの注意

普通、光回線は家が建って落ち着いてからと思っていませんか?
間違いでもないのですが、家を建てる前にするべき作業もあります。

それは、新築設計の段階でパソコンの設置場所をイメージしておく事

光回線は屋外から屋内に引き込むときに、既存の電話用配管など共用可能な配管を利用します。

ただし、

・構造上の問題
・障害物があって引き込めない
・電線から電話用配管までの距離が長い

などで壁に穴を開ける場合があります。

このトラブルを避けるために、
新築の設計段階で光回線専用の引き込み配管を考えておくことをオススメします。

最近はWi-Fiも高速化されているのですが、それでもルーターと部屋の位置によってはスピードが落ちるので、メインのPCはLAN配線も考えて、LAN配線用の配管も視野に入れておいた方が良いですね。

また、Youtubeなどネットをテレビでも利用をしたいのなら、Wi-FiよりもLANケーブルで繋いだ方が安定します。
この場合も、テレビまでのLAN配線用の配管はあった方が良いです。
見た目もスッキリして邪魔になりません。

この配置がイメージ出来れば、次は回線選びです。
今まで特に問題が無ければいいのですが、新築の場合を考えると継続も新規も同じくらいの手間ですから、これを機会に見直してみるのもいいのかも知れません。

光回線の見直し方

新規の方はよいですが、利用中の方だと光回線を引いた当時の契約のままが多いです。
これだと損をしている場合もあるので、見直しをして損はありません。

選ぶポイントは、色々あるので順番に見ていきましょう。

まずエリアの確認

そもそも光回線のエリアでなければ利用できません。
まずは、利用出来る光回線がいくつあるか確認です。

光回線 利用可能エリア
フレッツ光 全国(一部を除く)
光コラボ 全国(一部を除く)
auひかり 全国(一部を除く)
NURO光 関東
コミュファ光 中部
eo光 近畿
ピカラ光ネット 四国
メガ・エッグ光ネット 中国
BBIQ光 九州

フレッツ光と光コラボは同じ回線を利用しているのでエリアは同じ、
auひかりは」フレッツ光よりエリアは狭めになっています。
中には地方限定の回線もあるので、エリア内である方はそちらも検討してはいかがでしょうか。

かかる費用を比較

月額料金も重要なポイントとなります。
新規の申し込みだと開始してからの2~3年は月額料金が割引かれている回線が多く、それが過ぎると5,000円前後に落ち着きます。
新築ですから長期利用も考えていると思うので、大体5,000円前後と覚えておきましょう。

光回線 初期費用 初月額料金
契約手数料 工事費
フレッツ光(OCN) 800円 18,000円 6,100円(NTT東日本)
5,400円(NTT西日本)
光コラボ(OCN光) 800円 18,000円 5,100円
auひかり 3,000円 37,500円 5,600円(ひかり電話込み)
NURO光 3,000円 40,000円 4,743円
コミュファ光 700円 25,000円 4,600円(ひかり電話込み)
eo光 3,000円 0円 2,953円
ピカラ光ネット 0円 0円 4,200円
メガ・エッグ光ネット 3,000円 35,000円 5,300円
BBIQ光 800円 24,600円 5,800円

東日本エリアのフレッツ光だけは、少し割高な気はします。
また、同じプロバイダでも、NTTが提供するか自社で提供するかで料金にも違いが。
OCNで比較してみても、月額1,000円も違うのだから大きいですね。

契約手数料・工事費などの初期費用は、申込時期によってキャンペーンなどで大幅に割引されている場合があります。
フレッツ光と光コラボ以外の回線なら実質無料のキャンペーンを開催している場合が多いので、回線選びのポイントになるのでは。

お得な携帯とのセット割

光回線だとひかり電話やひかりTVなど、大体どこの光回線でも提供しているので大差はありません。
ここで注目したいのは、携帯電話のセット割。
これが決め手となる方も少なくありません。

光回線
docomo ドコモ光
au auスマートバリュー auひかり/コミュファ光/eo光/ピカラ光ネット/メガ・エッグ光ネット/BBIQ光
auセット割 So-net光/BIGLOBE光/@nifty光/DTI光/AsahiNET光/エディオン光/ひかりゆいまーる
softbank softbank光/NURO光
格安SIM OCN光/@nifty光/BIGLOBE光/U-NEXT光/IIJImio光/DMM光/DTI光

キャリアのセット割ですが、一般的には大容量のプランであるほど、家族での利用者が多いほど割引額が大きくなります。
データ容量プランが5GB以上、利用人数が3人以上ならお得な場合が多いです。
ここはしっかりと携帯電話の利用状況を確認しましょう。

もし、お得でないなら他の回線も視野に。
月額料金が安い光回線を選んだり、格安SIMに乗り換えた方が通信費を抑えられる場合があります。

アンテナを設置するか

新築と同時にBS・CSアンテナを設置する方も多いのではないでしょうか。
しかし、アンテナの設置方向に大きな障害物がある、雪が多いなど通信環境があまり良くなく受信感度が悪いなど、通信環境が良くない場合、光回線を利用する事で安定して受信できます。

他にも、有料オプションですがBSパススルー方式の場合、アンテナ不要で家中どこでも何台でも地デジとBSデジタルを観られるメリットがあります。

残念ながら、auひかりや一部の光コラボには無いサービスです。

手続きと注意点

光回線が開通するまでの大まかな流れは以下の通り。

新規の申し込み / 光回線に申し込む
/ 工事日を決める
工事予定日前 / ルーターなど通信機器が届く
工事日・開通 / 屋外から光ファイバーを引き込む
/ 室内に光ファイバーを引き込む
/ ホームゲートウェイと接続する
設定作業 / ネットが出来る様に設定する

新築完成日以降に工事日が近ければ、それだけネットが出来る機関が早まりますね。
希望の工事日にする為には、新規の手続きが早ければ早いほど工事日に融通が利きます。

工事が無事終わり光回線が開通すると、ネットが出来るように設定する作業をしなければなりません。
工事予定日前には、ネットにつなぐためのIDとパスワードが記載された書類や通信機器が送られてきます。
これを工事当日に準備しておきましょう。

まとめ

この様に家を建てる前から光回線の配置を意識した方が良いこと、光回線を一度見直すこと、家族の利用状況で光回線を選ぶことが分かりました。

ここまでが少し大変で、後は工事日さえ決めてしまえば、とんとん拍子に進んでいくでしょう。
ほとんどの方が、スマホも接続できるようにWi-Fiルーターを利用すると思います。
回線や契約状況によって、付属であったりついてきたりレンタルだったりと様々ですが、迷った場合はこちらの記事を参考にしてください。

⇒光回線を利用するならレンタル?自前?

新築の準備はいろいろ忙しいですが、光回線も後に回さず事前に検討する事でより快適な生活環境を目指しましょう。