光コラボでプロバイダを変更したい方は、フレッツ光だと簡単にできた転用の様にはいきません。
これには光コラボならではの理由が・・・
手順が違えば色々な注意点も出て来るので、確認するとトラブルを回避できます。
光コラボでプロバイダの変更のやり方
フレッツ光はフレッツ光回線とプロバイダは別契約なので、回線を契約したままプロバイダを変更できました。
しかし、光コラボは、NTTから回線を借りて自社のサービスとして一本化したものを提供しています。
つまり、回線契約とプロバイダ契約を切り離して扱えないので、プロバイダを変更したいなら現光コラボを解約し、改めて新光コラボに入り直す必要があります。
プロバイダの変更というよりも、回線の乗り換えに近い手続きになりますね。
となると、フレッツ光から光コラボに転用した時のように簡単ではありません。
次に、その詳しい手順とタイミングについて見ていきたいと思います。
このタイミングによっては思いがけない出費にもなりかねませんので注意してください。
光コラボでプロバイダの変更の手順とタイミング
大まかな流れは、現・光コラボを解約し、改めて新・光コラボへ契約。
これだけですが、スムーズにいかないとネットが使えない期間がでてきます。
それが嫌なら、先に乗り換え先の光コラボへ新規申し込みの手続きをしてしまいましょう。
同じ光回線網を利用していても工事は必要なので、
工事日が決まった月に解約できれば、ネットが使えない期間がなくなる訳です。
2月 | 3月 | 4月 | |||
現・光コラボ | ⇒ | ⇒ | ⇒解約 | ||
新・光コラボ | 手続き | 工事・開通⇒ | ⇒ | ⇒ |
これだと、その月は旧プロバイダと新プロバイダの2つの光コラボから料金が発生する事に。
ただ、新規で加入すると開通月は無料としている光コラボも多いので、余り心配する必要もない様です。
もう1つ問題なのが、解約する月が更新月でない場合。
新規の工事を優先する方法ですから、解約が更新月に当たらない場合があります。
光コラボは、2年ごとまたは3年ごとにある更新月で解約しないと違約金が発生し、
その期間や違約金の額は、光コラボにより違います。
もし、更新月が近ければ、ちょうどその月に工事日が当たる様に日程を調整する必要があります。
新規の手続きが早ければ早いほど工事日に融通が利くので、更新日間近の方は、早めの手続きで調整しましょう。
2月 | 3月 | 4月 | 5月 | ||||
現・光コラボ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒ | ⇒解約(更新月) | ||
新・光コラボ | 手続き | 工事・開通⇒ | ⇒ | ⇒ |
更新日までが遠くても、すぐにでも乗り換えたいという方は、もう1つの手があります。
それを踏まえて、次は、乗り換え先の選び方を考えてみましょう。
乗り換え先のおすすめは
考え方は色々ですが、まずは携帯電話とのセット割のある・なしが大きいのでは。
一般的には、ドコモユーザーはドコモ光、ソフトバンクユーザーはソフトバンク光を選ぶ傾向にあります。
確かに同じ名義・携帯キャリアを契約している家族が多ければ多いほど、割引される額が大きくなり、携帯電話の料金もお得に。
しかし、2人以下での利用や容量が大きい契約、指定のパックでないケースだと割引額が大きくなかったりするので、「あれ?」と思った方も多いのでは。
家族の人数や契約状況で判断しましょう。
また、
最近では格安SIMを利用するユーザーも増えてきています。
光コラボの中には格安SIMも取り扱っているところが多く、中には、セット割を用意しているもあるプロバイダも。
格安SIMがさらに安くなり、益々通信費の節約になります。
これから格安SIMにする予定がある方なら、
格安SIMを提供していてセット割もあるプロバイダの光コラボを狙ってみては。
他にも単純に月額料金の安さを重視する手もあります。
最後のオススメは、回線ごと乗り換える方法。
光コラボ同士の乗り換えなのに、解約したりなど手続きは光回線自体のケースと何ら変わりはありません。
「だったら回線ごと変えてしまおう」という考え方です。
この選択のメリットは、工事費が大幅に安くなるキャンペーンを狙えるから。
契約内容によっては無料まで狙えます。
auひかりだと回線の乗り換えの場合は違約金も払ってくれるという事で、かなり初期費用を抑えて乗り換えることが可能に。
2~3万円はする初期費用ですから、これを大幅にカットできるのは大変魅力ではないでしょうか。
NTT回線にこだわりのない人にオススメ。
この様にいろいろな考え方が出来ますが、今使っているプロバイダより満足度が高くなければ意味がありません。
比較的に大手のプロバイダはサービスが安定しているので、そちらを中心に考えた方が良さそうです。
乗り換えで変わる事
乗り換え先の事ばかり考えてしまいましたが、乗り換えで生じるデメリットについても考えていきます。
メールアドレスが変わる
プロバイダが変わるとメールアドレスも変わります。
ひかり電話番号が変わる
自宅の固定回線であるひかり電話の番号が変わる可能性があります。
プロバイダサービスが変わる
プロバイダのセキュリティなど、オプションサービスが利用できなくなります。
中には、フレッツテレビやひかりTVなど乗り換え先によっては提供していない光コラボもあります。
速度が変わる
他の光コラボを変えたからと言って、速度が必ず速くなるとは限りません。
逆に言えば、遅くなるとも限りません。
使ってみなければ分からないというのが本当のところです。
でも、光コラボが開始された混雑時よりは、速度もも落ち着いてきました。
まとめ
光コラボのプロバイダを変更する事は出来ず、回線の乗り換え手続きが必要なことが分かりました。
また、乗り換えのタイミングも重要である、出来なくなる事も理解するなど、注意点も色々ありましたね。
光コラボのプロバイダを変更したいと思ったという事は、現・光コラボのサービスに何らかの不満があるという事です。
もし、その不満が速度であるなら、新たな光コラボへの乗り換えよりも、光回線ごと乗り換えた方が良いのかもしれません。
そうなると、初期費用を大幅に抑える事が出来るauひかりが第一候補になるのではと思います。
携帯電話とのセット割を狙うなら、格安SIMのセット割がある光コラボも視野に入れましょう。
何れにせよ、フレッツ光からの転用よりは手間がかかりますが、その分、選択肢も多数あります。
でも、その前に、乗り換える手間やリスク分の価値が乗り換え先にもあるのかをもう一度確認してみましょう。